詩誌「詩人散歩」(平成26年冬号)
<<平成26年春号へ   季刊発行の詩誌「詩人散歩」を掲載しています。
  自由律俳句                 清水俊平

明月は雨雲の上だそうです
のどかさや線路の側に秋の草
秋風に作られた寂しい歌
虫の鳴き寂しさ思う街の中
雨の後みかんは落ちて涙かな
雨の中花火が消える長月に
冷たいサイダーの音の長い夜
長月の夜に聞くのは雨の歌
山の中透き通った水川作る
長月やペンの中には夢がある