詩誌「詩人散歩」(平成14年春号)
◆これまでの【鋸Q宏友事務所日誌】を掲載しています。

 鋸Q宏友事務所日誌

 昨年の八月頃に考えていたことは、今年に入ったら、積極的に顧客開拓をしようということでした。それまでの間に、出来るだけ経営コンサルタントとしての資質を向上させておこうと勉強を続けていました。
 ところが昨年の十一月頃になると、世間が私に求めていることが少しずつ分かってきたように思われました。私がこれまで学び、実践し、私自身の身で確かめてきたことを、心ある方々にお伝えすること。それが世間にお応えすることではないかと感じるようになりました。
 この頃から、どうすれば私の持っているものを人びとにお伝えすることができるかと考えるようになりました。
 その答えは「研究会」でした。既に二十年以上も前から東京で行なってきた研究会を各地で開催することができれば、そこに心ある方々が訪れてくだされば、自然な形でお伝えすることが可能になります。そこで、研究会開催を考えることとなりました。
 東京の研究会に、埼玉県越谷市の若手経営者が参加していました。彼らの話を聞くと越谷市の若手経営者たちは何かを求めているような気がしてきたのです。そこで彼らに、越谷市で研究会を開催できないだろうかと相談したところ、大活躍をしてくれてたちまち開催の運びとなりました。胸を打たれる姿でした。
 また長野市でも研究会がスタートしました。長野に住むようになってから一年が経過しましたが、この間に親しい友人たちが生まれました。話を聞いているとここでも研究会を開いたほうがいいような気がしてきました。そこで計画を立てて呼びかけてみましたところ、友人たちが集まってくれて第一回目の研究会が実現しました。しかも友人たちは第二回以降の参加者を増やすべく知人たちに声をかけてくれるのです。感動でした。
 長年をかけて私が得たものは、いつでもどこでもだれにもあてはまる理すなわち真理の一端にすぎず、実際の事実すなわち真実を見定める智慧のひとかけらにすぎません。しかしながら海ではどこの一滴をなめても塩辛いように、私の拙いお話でも、真理と真実の味がいささかでもするのであれば、みなさんはそこから真理と真実の大海をご覧になってくださるのでしょう。これらの研究会は、これから大きな意義を発揮してくれそうな予感がしています。
                                                    (浪 宏友)

☆ホームページ(http://www.h2.dion.ne.jp/~h.nami/)
☆Eメール  (nakagosho@f8.dion.ne.jp)