夕焼けクラブ規約

空に浮かぶ平凡な雲が夕日を受けて無心に輝けば、限りない色合いが豊かなハーモニーを醸しながら、人々の心に感動をもたらす。
われわれもそのように生き、人々にもそのように尽くしたい。
1966年8月20日、新宿でビールを酌み交わしながら、中原常友(浪 宏友)、菊地良輔のふたりだけで発足した「夕焼けクラブ」は当初詩人集団を標榜していたが、折々の活動を繰り返す間に、いつしか芸術を中心とした文化活動集団の性格を帯びてきた。
このため、1985年1月1日付けをもって規約を定め、はじめて「夕焼けクラブ」の定義付けをした。 その後「夕焼けクラブ」も次第に変容してきた。 すなわち「夕焼けクラブ」というゆるやかなフィールドで、日本各地に広がる友人たちが打ち解け、語り合おうという、そのような機運が生まれ始めていた。
このため、1993年に、「夕焼けクラブ」の最小限の約束ごとであるこの規約の手直しをした。
さらにその後、時間と共に少しずつ変容が積み重なり、いつのまにか状況が当時とはまったく違っていることに気づく。 この事実を認識したわれわれは、縁起の法によって生じた変化に応じて、この規約も実際に即した内容に切り換えることにした。 今回もまた、岩崎隆一さんの言葉のとおり、「明日の天気が約束されている」ことを信じながら、呑みながら、しゃべりながら、多くの仲間たちと共に「夕焼けクラブ規約」の若干の変更を確認する。
                                            2000年12月5日


第1条 本会は「夕焼けクラブ」と称し、事務所を東京都に置く。

第2条 本会は、法華経の精神を基盤として、芸術を中心とした文化活動を行い、人々のよりよき人生と、社会のよりよき発展に寄与することを目的とする。

第3条 本会は、本会の目的に合った活動ならびに事業を行う。

第4条 本会は以下のメンバーをもって構成する。
  ・運営同人
  ・同人
  ・会員

第5条 運営同人は以下の者とする。
  ・浪 宏友
  ・菊地良輔
  2、 運営同人の浪 宏友をもって本会の代表者とする。

第6条 運営同人をもって運営会議を組織する。
  2、 同人は運営会議で意見を言うことができる。

第7条 同人は、運営同人の推薦を受け、運営会議で同人として承認された者とする。
  2、 会員は、運営同人または同人の紹介を受け、運営会議で会員として承認された者とする。
  3、 同人または会員を辞めるときは、その旨運営会議に連絡する。

第8条 本会の経費は、運営同人、同人ならびに会員のカンパ、有志の寄付、その他の収入をもってこれにあてる。

第9条 この規約の改廃は、運営会議の議決によって行う。
  2、 この規約に定められていないことは、すべて運営会議で検討し決定する。

補 則 この規約は、2000年12月5日より実施する。