◇長年東京に住んでいた私には、長野の空気がとても美味しい。東京に出張しての帰り、新幹線から長野駅に降り立つと、とりわけその感を深くする。
◇東京の人口が一時的に少なくなる八月のお盆のときに、澄みきった空を見たことがある。このときは本当に清々しい思いがした。
◇長野市内を流れる川の堤を歩いていたら、音も聞こえないくらい上空に、飛行機が飛んでいるのが見えた。なんの変哲もない風景だが、透き通った空を行く小さな機影に、わけもなく懐かしさを覚え、持っていたデジカメのシャッターを切った。表紙はそのときの飛行機雲である。（浪）

　　　　【本号投稿者】

中原　章予（宮崎県北諸県郡山田町）
藤井　正子（宮崎県宮崎市江平東町）
山口ハル子（宮崎県宮崎郡佐土原町）
山本　恵子（東京都新島村本村）
佐藤　恭子（東京都杉並区高円寺北）
中原　道代（長野県長野市中御所）

　　　　【奥　付】

詩誌『詩人散歩』平成１７年冬号
平成１７年１２月１日発行（通算第６７号）
編集者・浪　宏友
発行者・菊地良輔
発行所・夕焼けクラブ
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