詩誌「詩人散歩」(平成13年春号)
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 編集後記

◇病院の患者の取り違え。警察官の犯罪。高級官僚や国会議員の汚職や犯罪。学校内の不祥事。大企業の不祥事。それから、それから……。
◇不祥事が発覚すると、責任者らしき人がテレビに映って、「今後このような事がないように万全を尽くします」と、もう何回、いや何十回、もしかしたら 何百回も聞いたのではないだろうか。
◇大変な事件が起きて大問題になっているというのに別のところで同じような事件を起こす。これはどうしたことだろう。
◇よそで起った事件を検討し、自分のところはどうかと振り返って、同じようなことが起きないように対策をする。そんな努力をする気持ちが無いのではな いか。
◇責めてみても、愚痴ってみても、私の手の届かないところである。では、黙って見ているしかないというのか。
◇私は詩人である。詩人は人の心に豊かさを育てるのが仕事である。手は届かなくても心は届く。心貧しい人々を目の前にして、詩人の役割を改めて自覚せよと、私は私自身に呼びかけなければならない。
                  (浪 宏友)

    ◆本号投稿者

佐藤 恭子 (東京都杉並区高円寺北)
山口ハル子 (宮崎県宮崎郡佐土原町)
小田嶋紀江 (秋田県秋田市泉中央)
大場  惑 (東京都杉並区和田)
浪  宏友 (長野県長野市中御所)

   ◆奥 付

詩誌『詩人散歩』平成十二年冬号
平成十三年三月一日発行(通算第四十八号)
編集者・浪 宏友
発行者・菊地良輔
発行所・夕焼けクラブ
E-male:yuyake@isis.ocn.ne.jp
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