詩誌「詩人散歩」(平成23年秋号)
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 編集後記

    【表紙の話】

◇私は長野県長野市に住んでいます。詩人散歩編集部の所在地が自宅です。マンションと呼ばれる集合住宅ですが、建物のデザインがなかなか洒落ているので訪れる方がしばしば感心してくださいます。
◇歩いてすぐのところに、丹波島橋がかかっていますが、そこは裾花川と犀川の合流点です。さらに少し下ると犀川が千曲川に流れ込んでいます。
◇マンションのすぐ近くに堤防があります。マンションの敷地あたりは、河川敷だったに違いありません。もしかしたら、伏流水も流れているかもしれない土地です。大地震になったら、液状化するんじゃないかと、少し不安です。
◇海に囲まれた地震国日本では、不安でない所はないのかもしれません。それぞれの不安を受け容れながら、それぞれの生活を送っているのだと思います。
◇真夏のある日、かんかん照りの昼間、外から帰って来ましたら、マンションの門の脇で、明るい花々が迎えてくれました。松葉牡丹でした。群生というには少しもの足りませんが、それでも数多くの花が精一杯に開いていました。
◇いつも見過ごしていたけれど、こんなに愛らしく、こんなに美しかったのだなあと、さわやかな感動を覚えて、花にカメラを向けました。表紙写真がそのときの松葉牡丹です。
◇私の身の回りには、次から次へと、小さな花たちが交代で咲き続けています。それに気付くも気付かないも、私の気持ちと視線次第のことでした。(浪)

    【本号投稿者】

櫛田 令子(東京都杉並区)
大戸 恭子(東京都杉並区高円寺北)
大場  惑(東京都杉並区和田)
伊藤 一路(東京都豊島区西池袋)
山本ルイ子(東京都豊島区西池袋)
山本 恵子(東京都新島村)
織田 信雄(兵庫県神戸市北区)
山口ハル子(宮崎県佐土原町)
中原 道代(長野県長野市中御所)

    【奥 付】

詩誌『詩人散歩』平成23年秋号(季刊)
平成23年9月1日発行(通算第90号)
編集者・浪 宏友
発行者・菊地良輔
発行所・夕焼けクラブ
詩人散歩編集部
〒380ー0935
長野県長野市中御所5−13−21 グランドハイツ御所106号
電 話 026−224ー2638
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