詩誌「詩人散歩」(平成25年秋号)
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 編集後記

    【表紙の話】

◇久方ぶりに、原宿駅で降りて、明治神宮に向かいました。駅前の鳥居をくぐるとそこはすでに広大な森の中。梢から小鳥たちのさえずりが降ってきます。参道を道なりに歩き、社殿に着きました。
◇明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后のご神霊をお祀りする神社です。明治四十五年七月三十日に明治天皇ご崩御。おあとを追われるように大正三年四月十一日に昭憲皇太后ご崩御。そのご神霊をお祀りするために大正九年十一月一日に創建されました。
◇社殿前の真っ白な石畳で、横綱が四股を踏む姿が、テレビでしばしば放映されます。正月の三が日には、三百万人を超える人びとが参詣して、石畳も参道も人で埋め尽くされます。
◇御社殿に参詣して振り向きましたら、花嫁さんが歩いていました。神前で華燭の典を挙げるのですね。厳かな雰囲気の中をゆっくりと歩む花嫁さんを見ていましたら、やがて回廊に入りました。ふと気が付いて、カメラを向けた一枚が表紙の写真です。
◇手前に写っているしめ縄を渡した大きな木は、夫婦楠(めおとくす)と呼ばれるご神木です。創建当時に献木されたのだそうで、大きく育って、今はパワスポットなのだとか。
◇この木のように、大きな幸せを育ててくださいと祈りながら、明治神宮を後にしました。(浪)

    【本号投稿者】

櫛田 令子(東京都杉並区)
丸山 全友(香川県木田郡三木町)
大戸 恭子(東京都杉並区)
山本 恵子(東京都新島村)
伊藤 一路 (東京都豊島区)
山本ルイ子(東京都豊島区)
中原 道代(長野県長野市) 

    【奥 付】

平成25年9月1日発行(通算第98号)
編集者・浪 宏友
発行者・菊地良輔
発行所・夕焼けクラブ

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