詩誌「詩人散歩」(平成26年夏号)
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 編集後記

    【表紙の話】

 最近、すずめが見えなくなったという話を耳にします。以前は、外に出れば、そこにすずめがいるという感覚でした。しかし、そう言われてみると、最近はあまり見かけなくなったなあと思います。
 すずめが出てくる童話、童謡、諺、落語。すずめを題材にした日本画。すずめは、日本の文化に欠かせない存在となっています。そのすずめが居なくなったらどんなにかさびしいことでしょう。
 本当のところはどうなんだろうと調べてみましたら、確かに、減少傾向にあるようです。とはいえ、にわかに絶滅するような事態ではないらしいので一安心しました。
 健康診断を受けたときに医師から勧められて、ウォーキングするようになりました。近くの河川敷を早足で歩くと、足もとの草むらから数十羽のすずめが飛び立ちました。歩行路と競技施設の境界に植えられた灌木に、群れ遊んでいるすずめたちにも出会いました。ああ、こういうところにはいるんだなぁと思いました。
 三月のある日、立ち木に群れているすずめを見つけてカメラを向けました。すずめは十数羽いたのですが、落ち着きなく飛び回るので、なかなかうまく撮影できません。やたらにシャッターを押しまくり、なんとかなった数枚のうちの一枚が表紙の写真です。(浪)

    【本号投稿者】

櫛田 令子(東京都杉並区)
石塚 和子(大阪府貝塚市)
大戸 恭子(東京都杉並区)
大場  惑(東京都杉並区)
清水 俊平(東京都足立区)
伊藤 一路(東京都豊島区)
山本ルイ子(東京都豊島区)
中原 道代(長野県長野市)

    【奥 付】

平成26年6月1日発行(通算第101号)
編集者・浪 宏友
発行者・菊地良輔
発行所・夕焼けクラブ
 詩人散歩編集部
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