詩誌「詩人散歩」(平成30年春号)
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 編集後記

    【表紙の話】

◇夏の間は緑いっぱいだった木の枝が、冬になると一枚の葉も残りません。そして、枯木などと呼ばれます。もちろん、枯れているわけではありません。休眠状態に入っているだけです。
◇冬は太陽の光が弱くなり、気温も低いままです。水は寒さで凍ることもあります。とても成長できる環境ではありません。
◇木は秋のうちに新しい芽を作り、固い皮で覆ったり、細かい毛で保護したりして、冬の寒さに耐える準備をします。春が来て気温が上がり始めますと、芽吹きが始まるのです。
◇一度寒くなって、温かくなる。これが芽吹きの合図になっているのでしょうか。暖冬のときに、早く芽吹きすぎて、遅霜にやられたという話を聞いたことがあります。
◇春先になりますと、それまで真っ黒なシルエットだった木の枝が、ほんの少し、黄緑色を帯びてくるように感じられます。芽の先が覗き始めたのだろうと思います。
◇そんな木々を見ながら歩いていましたら、枝に小鳥の姿が見えました。葉が茂りますと、小鳥の鳴き声が聞こえても姿はなかなか見つけられません。まだ葉が出ていないときですから、小鳥のすがたがまるまる見えます。
◇芽吹き始めた木の枝に小鳥が止まっているところを、今号の表紙にさせていただきました。この小鳥はムクドリたちです。(浪)

    【本号投稿者】

伊藤 一路(東京都豊島区)
中原 道代(長野県長野市)
大場 惑(東京都杉並区)

      【奥 付】

詩誌「詩人散歩」平成30年春号
平成30年3月1日発行(通算第116号)
発行者 菊地良輔
編集者 浪 宏友
発行所 夕焼けクラブ

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