詩誌「詩人散歩」(令和元年冬号)
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 編集後記

    【表紙の話】

◇十月十二日の夕刻、携帯のエリアメールが、千曲市の杭瀬下(くいせけ)付近で千曲川が氾濫危険水位に到達したと告げました。その後、次々と入るエリアメールが、杭瀬下の下流の横田で越水、更に下流の篠ノ井小森で越水、更に下流の松代町柴で越水と告げてきます。だんだんこちらに近づいていることが分かります。
◇私の住むマンションは裾花川の近くで、堤防から百メートルもありません。裾花川の水位情報を見ると、氾濫警戒レベルまでいっています。千曲川の高水位が犀川へ入り、裾花川へと逆流してきたら大変です。いささか緊張を覚えました。
◇日付が変わって間も無く、エリアメールが少し下流の穗保(ほやす)の越水を告げ始めました。ここには、私が関係する会社があります。そして、ついに千曲川の堤防が決壊して、穗保に濁流が流れ込んだ模様と告げてきました。
◇翌朝、あやとり橋から裾花川を見ますと、中洲の大半が水没し立木が一本取り残されていたり、岸辺の樹木が流れの中にあったりしていますが、溢れるまでには至らなかったようです。本誌の表紙はそのとき撮影した写真です。
◇この辺りは無事でしたが、穗保を始め周囲は大変なことになっています。こんな身近な洪水は初めてで、ただ驚くばかりです。
◇その後、復興に努める方々のお姿が連日テレビ放映されています。一日も早く、幸せな日々を取り戻してくださるように祈るばかりの毎日です。(浪)                    

    【本号投稿者】

大戸 恭子(東京都杉並区)
中原 道代(長野県長野市)
伊藤 一路(東京都豊島区)
大場  惑(東京都杉並区)

      【奥 付】

詩誌「詩人散歩」令和元年冬号
令和元年12月1日発行(通算第123号)
発行者 菊地良輔
発行所 夕焼けクラブ
ホームページ http://yuyake-club.sakura.jp/

     編集者 浪 宏友
詩人散歩編集部
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