詩誌「詩人散歩」(平成14年夏号)
<<春号へ  季刊詩誌「詩人散歩」各号を掲載しています。  秋号へ>>
 編集後記

☆心のありかは、昔から大問題だったようです。

☆心臓が心のありかだと思われて、ハート型が生まれたようです。腹が大きいというときは心のありかがおなか だと考えているのでしょうか。胸をときめかせる、胸が痛いなどというときは、心のありかが胸に移るのでし ょうか。腕が鳴るというときは腕に、頭が痛いというときは頭に、心はあちこち忙しく駆け回るようです。

☆最近は、脳が心のありかであるとか、脳のはたらきが心であると語る人も現れています。

☆器官は、人間として有意義に生きていくために生みだされたものでしょう。人間として何が有意義かを見定め るのが心のはたらきだとすれば、器官の前に心がなければならないことになります。

☆脳も器官のひとつですから、脳が心であるというのは少し強引かもしれません。

☆もっともそのような意味での心は、これが自分の心だと意識している心とは次元が違うようにも思われます。

☆この辺りのことを、学者の皆さんが研究して明らかにしてくだされば大変ありがたいことです。

                                        (浪 宏友)

    ◆本号投稿者

本号投稿者 佐藤 恭子(東京都杉並区高円寺北)
徳永 恭造(新潟県上越市新光町)
高丘 浩(こう)(千葉県市原市)
山口ハル子(宮崎県宮崎郡佐土原町)
中原 章予(宮崎県北諸県郡山田町)
中原 道代(長野県長野市中御所)

    ◆奥 付

   奥付 詩誌『詩人散歩』平成十四年夏号
平成十四年六月一日発行(通算第五十三号)
編集者・浪 宏友
発行者・菊地良輔
発行所・夕焼けクラブ
     E-male:yuyake@isis.ocn.ne.jp
     ホームページ:http://www4.ocn.ne.jp/〜yuyake/