俺あ いやだ! 浪 宏友 |
戦争ってのはさあ だから 喧嘩だろう 国と国とかがさあ 喧嘩してるんだよ 殴り合ってるんだよ
喧嘩したい奴らだけでやってりゃあ まだ いいものを
戦車とか ミサイルとか 爆弾とか
一人殺しゃあ死刑だけれど
喧嘩して 壊しあって 殺しあって
時が移っても
あ〜あ
戦争なんてものが無いところへ 行きたいよ
よう よう
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風景 中原道代 |
公園からの帰り道 子供と土手を歩いた まだ川風は冷たい 足もとにほとけの座がいっぱい 寄りそって咲いている 紅むらさきの可愛い花たち 小さな手がそっとなでる 雪どけを集めた川は流れ激しく 見上げればアルプスの白い山並み 向こうの畑で野焼きの煙がゆれていた
子供はクレヨンで絵を描きはじめた
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信じる 伊藤一路 |
信じるってどういう事なんだろう 信じるって言う言葉が もうどこか疑っている前提に思える 何も疑う余地がなければ信じるって言葉は存在しない 信じるって言葉は裏切られた時の言い訳のための言葉 過去の経験や情報を元に想像していた 蓋然性の乏しい自分都合の予想が外れた時に 裏切られたと他人のせいにする為の言葉 信じるという言葉の意味を 全てを受け入れ共に生きてゆく という意味で使いたい
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