言葉なき我子いだきて泣きほうけし悲しき日より三十五年の歳月
子も逝きし夫も逝きてより七年過ぎぬ一人の暮らしもなれし日々なり
目ざめればつもりし雪に珍しく日向育ちは手に取りて見る
新しき年を迎えてよろしくと酒くみかわす子等夫婦と