節分も過ぎて日長くなりたりき春もま近に梅の花見る
久々に立ちし青島海の辺も夫兵の日も今日も変わらじ
ひたすらに貧しく戦後生きて来て背に泣きし子等よ一人は逝きぬ
わが歌をまとめてくれし子と嫁よ三十八年のあゆみ読みゆく