短歌 櫛田令子(光蛍) |
富士山
元旦の陽は昇りて富士山の真白き姿に心洗わる
久方の七草の祝膳頂きて富士山拝みぬ之の朝ぼらけ
今日晴れて心清しき思ひせし生きる幸せをば味わひて居る
八十路の生命之に有り杉並の之の特養に晴れの生命有り
初春を迎えて
初春を迎えて今日八日の晴れ続く八十路の吾の心も晴れぬ
今生きて命の有りぬ之の特養の暇惜しみて拙歌を詠みぬ
年々に賀状増え行く楽しみに生きし命の生き甲斐ありぬ
満ち足りし思ひありようやくなれて友有りぬ
晴れつづく今日有る事の有難く思ふ今日新年会
たなびきし雲はすでに朝告げて今朝もすがしき生命有り
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