詩誌「詩人散歩」(平成29年冬号)

yuyake

◆これまでの【短歌】を掲載しています。

  四季のつぶやき          大戸 恭子

群れなして空飛ぶハトは仲間でもえさつつく時仲間もつつく
川流れ時の流れをのせていく水面にできる渦は一時
風鈴をつるすと怒る隣人は涼の音色のおもむき知らず
旅人の車の上の朝露がはらはらと落ち「さよなら」と言う