詩誌「詩人散歩」(平成19年春号)
◆これまでの【エッセイ】を掲載しています。

  新しき年                            山口ハル子


 新しき年を迎へ又一つ年がふえる。一年が過ぎるのは早い。春夏秋冬春を待ち、秋を待ち月日が流れて行く。
 今日一日が何事もなく食事を頂いて過ぎて行く幸と思ふ。世の中にはベッドの上で一日中過ぎて行く人もあろう。平和な一日であれば感謝で手を合そう。
 元日は甥姪が子供達を連れてきて一日中にぎやかであった。二日は静かで何時も一人なので気が抜けたように思えた。人形がダッコしてチュウしてと言っている。
 今日はよいお天気で布団を干した。義姉の所へお元気ですかと今年も元気出して頑張りましょうねと電話をする。義姉もどこが痛いここが痛いと何時も言っている。私もそうだけど。
 雪こそ降らないが今朝は零下であった。寒さに負けずご飯も美味しく頂けるので、感謝して一日を過ごして行きたいと思っている。