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この人は、自分が見たことのないもの、使ったことのないものは、すべて欠陥品だとする。このため、新しい道具や設備を導入しようとすると、猛烈に反対する。 この人は、自分の知らないことは、すべて無価値であるとする。このため新しい勉強をした若い人たちの知見や意見を、片っ端から否定する。 この人は、自分の理解できないことは、すべて誤りであるとする。このため斬新なプランや方法が提案されると、激しい勢いで排除する。 この人は、自分の中に出来上がってしまった小さな枠の中でしか、生きていけない。枠の中に居さえすれば心が休まるのだが、少しでも枠の外に出てしまったら、不安で仕方がない。 この人には、自分の枠を広げようという発想すら持つことができない。枠を広げることにすら、不安を感じている。
この人は、自分が知っていることを他人が知らないと分かると、大いにひけらかす。それがどうでもいいことであっても。
このような人の本質は、劣等感なのではなかろうか。
よく知っているような顔、実力があるような態度で他人のことを否定して歩いていながら、その人が何かをしているところを誰も見たことがない。
ここまで極端な人は珍しいかもしれないが、こうした傾向を持つ人は世間に珍しくない。 |