ナウパカ 浪 宏友 |
![]() 掟破りの恋だった 少年の家と少女の家は先祖代々反目していた
少年も 少女も
たちまち追手に追いつかれた
少女は逃げた
翌年 |
ひとひらの桜 中原道代 |
帰り道 少女はひとり 桜並木の小道を歩いた 風といっしょに桜が舞う 桜が舞う きれいだなあ 桜吹雪に手を伸ばし素早くつかんだ そっと開くと手の中に可愛い花びらひとつ 少女はその手をにぎりしめ 走りだす はやく おばあちゃんに 見せたくて 話したくて 待っていたおばあちゃんの手の平に ひとひらの桜 そっとのせて 「はい おみやげ」 「ありがとう」と言いながら おばあちゃん かたわらの小手帳に大事そうにはさんだ |
ありがとう 伊藤一路 |
今更感は拭えませんが 近頃は人にありがとうと言われる事に 自分の存在意義を感じるようになりました もちろん仕事でもありがとうと 言われる事が大前提だけど それ以外でもありがとうと言われるなら何でもしたい 家族も友達も僕に携わる全ての人を大切にしたい 残り後半の人生は とにかく人も自分も大切に生きて行けたら 悔いが残らないのではないかと 感じている今日この頃です |
心ひとつに 大場 惑 |
夫婦喧嘩 親子喧嘩 兄弟喧嘩 職場の喧嘩 友達同士の喧嘩 近所付き合いの喧嘩 恋人同士の喧嘩 喧嘩はよくない 喧嘩に勝ったって偉くない
喧嘩はよそうよ
ほんとうはみんな良い人なんだ |
|