◇妙法蓮華経の中に、観世音菩薩を主人公として描かれた一章がある。
◇観世音とは「世のなかの音を観る」ということであろう。声なき声までも聴き取ろうというのであろう。
◇あらゆる人々を苦しみから救い、幸せに導こうとする深い慈悲。人々の状態に応じて救い方を考える智慧、自由自在に姿を変えて導く実践力。
◇観世音菩薩のそのような力は、真理を学び真理に従うところから生まれていることが、ここには説かれている。
◇経営者たるもの、世の中の人々の声に耳を傾け、その奥にある本当の声を聴き取ることがなんといっても大切である。
◇そのとき、自己本位の利益追求ではなく、人々に幸せをもたらすことを理念として持っているならば、観世音菩薩はまさしく手本とするに相応しい人物像であろう。
(浪 宏友)
[断り書き]
今号は、多くの投稿を頂きました。掲載しきれなかった作品があるほどです。本当にありがとうございました。これからもたくさんの投稿をお待ちします。なお、「法華三部経に学ぶ」は、休載させていただきます。ご容赦ください。(浪 宏友)
◆本号投稿者
小田嶋紀江(秋田県秋田市泉中央)
倉本トモ子(千葉県市原市)
山口ハル子(宮崎県宮崎郡佐土原町)
山本 恵子(東京都新島村本村)
大場 惑(東京都杉並区)
中原 章予(宮崎県北諸県郡山田町)
中原 道代(長野県長野市中御所)
◆奥 付
詩誌『詩人散歩』平成15年冬号
平成15年12月1日発行(通算第59号)
編集者・浪 宏友
発行者・菊地良輔
発行所・夕焼けクラブ
ホームページ http://www4.ocn.ne.jp/〜yuyake/
詩人散歩編集部
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(表紙写真・横浜市緑区青葉台にて)
(表紙題字・書家八葉和光氏からのプレゼント)