詩誌「詩人散歩」(平成24年夏号)
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 編集後記

    【表紙の話】

◇長野市善光寺の東に隣接する城山公園は、市民の憩いの場になっています。ここを通り抜けてさらに歩くと橋が架かっています。堀切大橋です。
◇この橋を渡るとやがて城山動物園です。小振りな動物園ですが、猿山があったり、小型の珍しい猿を集めていたり、まだピンクになっていないフラミンゴの子どもがいたりで、結構楽しめます。
◇堀切大橋から川下側をのぞくと、V字型の深い谷間です。木や草に見え隠れしながら、川が流れています。急流のようです。どこから流れ出したのかは分かりませんが、流れ行く先は千曲川でしょう。長野市内を巡り他の川と合流したりして、やがて千曲川に注ぐのでしょう。
◇堀切大橋から川上側をのぞくとダムがあります。新緑の季節。緑に囲まれたダムが美しかったので、写真に撮って本号の表紙にしました。
◇標識を読むと「堀切沢雨水調整ダム」となっています。大雨や雪解け水が激しく流れ下ると、V字型の谷間は激流でえぐられるかもしれません。そこから流れ出た土砂が、川下に被害をもたらすかもしれません。そうしたことが起きないようにこのダムで水量を調節するのでしょう。
◇よく見ると、ダムの片側に水路が作ってあります。ああ、これは魚道だな、と思いました。魚道はダムの脇を通ってずっと向こうまで続いています。あの先で、本流につながっているのでしょう。この魚道を行き来する魚は、どんな魚かなぁなどと思いながら眺めていました。(浪)

    【本号投稿者】

櫛田 令子(東京都杉並区)
織田 信雄(兵庫県神戸市北区)
山本 恵子(東京都新島村)
伊藤 一路(東京都豊島区西池袋)
山本ルイ子(東京都豊島区西池袋)
中原 道代(長野県長野市中御所)
大場  惑(東京都杉並区)

    【奥 付】

平成24年6月1日発行(通算第93号)
編集者・浪 宏友
発行所・夕焼けクラブ
詩人散歩編集部
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