詩誌「詩人散歩」(令和4年冬号)
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 編集後記

    【表紙の話】

▽妻がスーパーに買い物に行くというので、手伝いのつもりでついていきました。買い物の途中、道路に出て見まわしますと、遠くに雪山が見えました。 北アルプスです。ここからも見えたんだと思いながら、持っていたコンパクトカメラで撮影しました。その一枚を本誌の表紙にさせていただきました。
▽長野市内の犀川の河川敷に出ますと、天気の良い日には、西の遠方に鹿島槍ヶ岳の美しい双耳峰が見えます。北峰が二八四二メートル、南峰が二八八九メートルだそうです。この山には、日本では数少ない氷河があるということでも有名です。
▽犀川の河川敷から鹿島槍ヶ岳までは、直線で二十キロメートルぐらいの距離だそうです。その間には、低いながら山々が連なっていますから、見える範囲は限られています。双耳峰の右側には五竜岳が、左側には爺ヶ岳が見えます。さらに右側、左側になると見えなくなります。
▽長野市内の道路を自動車で移動していますと、建物の切れたところに雪山が顔を出すことがあります。真冬の晴天の日には、いきなり真っ白な山容が姿を現して、すぐに建物の陰に隠れたりします。
▽この日も、道路に立って見上げたら、住宅街を走り抜ける二車線道路の向こうに、白い山がありました。蜘蛛の巣状の電線、住宅の屋根、せり出した山の向こうから見下ろす雪山は、なにやらもの言いたげに見えました。(浪)

    【本号投稿者】

伊藤 一路(東京都豊島区)
中原 道代(長野県長野市)
大場   惑(東京都杉並区)

    【奥 付】

詩誌「詩人散歩」令和四年冬号
令和4年12月1日発行(通算第135号)
発行者 菊地良輔
発行所 夕焼けクラブ
ホームページ http://yuyake-club.sakura.jp/
      編集者 浪 宏友
詩人散歩編集部
  〒380ー0935
  長野県長野市中御所5丁目13番21号グランドハイツ御所106号
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