【表紙の話】

◇野原に出ると、チョウチョウが舞っています。よく見かけるのは、やはりモンシロチョウです。ひらひらと、せわしなく、あちらへ、こちらへと飛び回ります。
◇モンシロチョウが中くらいの大きさとすると、大きいのはアゲハチョウ、小さいのはシジミチョウということになるのでしょうか。羽根の模様もさまざまで、本当にいろいろなチョウチョウがいるものです。
◇散歩していましたら、二つのシジミチョウに出会いました。目の前の草に止まりましたので、カメラを構えました。家に帰って、パソコンで見て見ましたら、交合しているところを撮影していたことが分かりました。けなげな姿に愛おしさを感じて、本誌の表紙にさせていただきました。
◇調べてみましたら、これはどうやらツバメシジミのようです。全国的にありふれた種類のようで、言われてみれば、よくみかけるシジミです。
◇羽根を閉じているので、白いシジミと思うところですが、羽根を広げると、オスは青紫色の羽根をしています。メスは黒と言っていいのでしょうか。羽根の表と裏で、まったく違う姿になるのも面白いところです。
◇このあと、近くの草の葉にでも産卵して、新しい命が誕生するのでしょう。どんな幼虫なのか、どんなサナギなのか、私にはまったく分かりませんが、頑張って生まれてきてほしいと思います。（浪）

　　　　【本号投稿者】

伊藤　一路（東京都豊島区）
中原　道代（長野県長野市）
大場　惑（東京都杉並区）

　　　　【奥　付】

詩誌「詩人散歩」令和五年秋号
令和５年９月１日発行（通算第１３８号）
発行者　菊地良輔
発行所　夕焼けクラブ
ホームページ　http://yuyake-club.sakura.jp/

　 編集者　浪　宏友
詩人散歩編集部
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